「新しいことを経験して学びが増えて、今仕事が楽しいと感じる」

キャリアシフトインタビュー

vol.1 山田邦彦

2021年1月7日


―DHに入社してからのご経歴を教えてください。


2010年に大阪Lab.テスターとして入社しました。
元々、PS2を車のナビに接続してプレイする程ゲームが好きなこと、当時の大阪Lab.まで歩いて通勤できる距離だった、という単純な理由でデジタルハーツに入社しました(笑)

元々、責任のある立場があまり得意では無かったこともあって、長くテスターとして働いておりましたが、先輩からのリーダーへの薦めを断りきれなくなってしまい5年目からゲーム系案件のタイトルリーダーを務める様になりました。


2018年に正社員登用となった後もGC案件のリーダーとして働いていたのですが、JSTQB(テスト技術者資格)のFoundation Level、Advanced Levelに合格したことを機にエンタープライズへキャリアを移す形となりました。

―エンタメからエンプラへキャリアシフトした理由を詳しく教えてください。

全社で取り組んでいたプロジェクト”JSTQB300PJ”で、JSTQB のFoundation Levelを受験、その後続けて受けたAdvanced Levelも合格したことがきっかけです。

資格試験を通じて、これまで行っていたデバッグ業務を”テスト”という形で体系的に理解していくことが面白かったですし、テストに対する理解をもっと深めたいと考えました。もっと言うと、この時に得た知識を実践に活かしたくなりました。

それまで行っていたデバッグ業務も、もちろん大好きでしたが、タイトルを持つようになってからはゲームに触れる機会は殆ど無くなってしまっていたので…それならば、ゲームはプライベートで楽しみ、仕事ではシステムテストを極めていこうかなと思いました。

―現在の業務内容を教えてください。

現在はエンタープライズのテスト案件を、常時2-3件管理しているような形です。

学習用WEBサイトや、レンタカーアプリといった案件のテスト設計と実施、また、定期で依頼が来る多端末検証案件なども管理しています。 私の場合、エンタープライズのテスト設計者としてキャリアシフトするにあたっては、テスト設計研修を3週間受講し、その後はOJTという形でテスト設計を学びました。 研修では、座学⇒シミュレーション⇒レビューをみっちりやる…という形でしたが、一緒に研修を受講する仲間も居たので楽しくやれていたと思います。むしろ、大変なのは実際の業務に入ってからなので(笑)

現在はプロジェクトマネジャーとして見積もりを作成することもあります。 徐々にではありますが、任せてもらえる仕事の範囲が拡がってきておりまして「成長できている」という実感が得られて、仕事が楽しいです。

―現在の仕事で難しさを感じる部分はどのような所でしょうか。

やっぱり、テスト設計は難しいなと感じます。これまで、自分が触ったことの無いシステムについてのテスト項目書を全て自分で作成するのは頭を使いますし、責任も感じますね。 エンタープライズは少人数で短期間の案件も多いため、社内リソースの問題や環境の状況もある程度勘案した上で、お客様にとって最適となる工数を出さなければいけません。見積もりが甘く、最後に焦ることになってしまったという失敗体験もありましたが、良い経験になっています。


また、お客様と事前オンラインmtgを行う際にも、特定の言語の知識が無いと話についていけなかったりするので…勉強は継続して行わなくてはならないです。


―現在の仕事で面白味を感じる所はどんな所ですか。

エンタープライズは案件の種類が多く、どの仕事もフレッシュな気持ちで取り組めて楽しいですよ。私が担当した案件ではありませんが、AIが姫路城の周りを自動運転するようなシステムのチェックをすることもありました。 他にも、日常でみなさんが目にしたことのある機材から、チャットアプリのテストなど、対応する業界の幅が広いので、様々なシステムテストの経験を積めます。これは本当に良い部分だと思います。


特定の仕事を行い、ナレッジを溜めることはもちろん大事なことですが、新しいことに触れなければインプットがそれ以上に増えていかないなと感じていたので…現在のような、様々なテストに触れられる環境はとても新鮮です。

新しいことを経験して学びが増えていき、仕事が楽しいと感じていますし、私にとっては合っていると感じています。

―直近の目標を教えてください。

今後はエンジニアとして、ITの技術的な領域の知識を深めていきたいと考えており、直近ではSQLの習得を考えております。 開発領域の知見を必要とするテストをお客様がご要望されている案件ですと、どうしても先輩のテストエンジニアに頼らざるを得なくなってしまうので、私自身の知識・技術高めて、対応できる案件を増やすことが直近の目標です。